ヒヨドリ観察記録4(2015年9月号)
7月31日(金)3羽が巣立ち
午後12時
巣の上に2羽の
ヒナが立っている
午後3時
巣の4羽のうち3羽が巣から出て、雪柳の中にいる。
いよいよ巣立ちか?
午後4時頃
最初に巣立った1羽が
安井宅の庭から、駐車場へ。
(そこへ親鳥がエサを与えに来ているという)
駐車場から出し、庭へもどす(その時の写真)
午後4時30分
(4羽共 巣から出て雪柳の中にいる)
午後7時(確認)
3羽が巣立していた
澤口宅前、渡辺宅前の草地にヒナの確認
・巣の中は1羽のみに
その夜は豪雨、ヒナは無事避難しているのか?
8月1日(土)最後の1羽が巣立つ
前日の豪雨でどうなっているのか?
午前6時確認
最初に巣立した1羽目が
あの雨の中、前日と同じ場所に
止まっていた。
親鳥がエサを与えていた
(案ずるより産むが易し)
直後、澤口宅前
フェンスの玉砂利の所、
丹治宅の融雪槽の上の
計3羽(7月31日に巣立ったヒナ)
ダンゴ虫みたい
丹治さんが手掴みで庭の中へヒナを戻す。
その際、親鳥2羽がヒナを取られたと思ったのか、
激しく威嚇する
その後、それぞれのヒナたちは、
丹治宅の小屋根、安井宅の2Fの窓
そして電線などに飛び移っている
(親鳥にリードされながら)
尾も未だ伸びていなく
何ともぎこちない飛び方
残りの1羽も巣から出て
雪柳の中で羽をパタつかせて巣立ち間近?
親鳥がエサを与えて巣立ちを促しているようだ
午後1時05分
親鳥(2羽)が見守る中
最後の1羽が巣立つ!
(5羽全てが巣立つ)
おぼつかない飛び方で、安井宅の庭へまっしぐら
早速、親鳥はヒナのいる畑の中へ
エサを運んでいる
目の当たりにした巣立ちの瞬間
ヒナと親鳥との連携プレーお見事(感動!)
8月1日(土)巣立ち、その後
巣の中は空っぽ
5個産卵
5個共孵化
5羽共巣立ち
健気な親鳥はエライ!
バンザイ!
ヒナのいない巣を見ると
何とも寂しい気持ちになります
ヒヨドリは卵から孵化してわずか10~11日という早い時期に巣立ち、尾はほとんど生えてません。
多くは巣立って数日のうちはあまり飛べない為、家の近くにおり、
その後1~2か月の間親鳥と共に行動するそうです。
場所を少しずつ移動して狩などを覚えて独り立ちするとの事。
8月3日(月)
久しぶりに何もなかったかのような
穏やかな日を迎える
8月4日(火)
午後7時頃、ヒヨドリの親1羽が庭に飛来。
月山、燈籠に止まり、巣に近づこうとする行動をとるが
その場を立ち去る。一体何だったんだろう?
(追記)
8月7日(金)
午後6時30分頃、近くで親鳥の鳴き声が聞こえた。
直後、親鳥が飛来し糸檜葉に止まる
そしてその場を去る…?
<命がけの子育て奮闘記>
日々カラスとの壮絶なバトル、必死でヒナを守る、それを応援する人間。
この子育ての健気さには、人間が逆に教えられる面が多々ある。
この1ヶ月(7月)、ヒヨドリ中心の生活、巣作りから巣立ち迄のドラマに遭遇、
成長していく過程を見ていく楽しい1ヶ月、その反面
精神的に疲れた暑い夏の1ヶ月でした。
しかし、空っぽの巣を見て一末の寂しさを感じる。
今は戦いすんで日が暮れたという心境。
後は巣立ったヒナが自然界でたくましく生き抜いてほしいだけ。
(ヒヨドリ一家よ…また会う日まで…)
「鳥が巣作りした家には、幸せが来るというが…」(H27.8.6記)