*背景や展望など詳しく解説/道内市町村の話題も豊富に

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 これまでは新聞の全般的な読み方を紹介してきましたが、今回からは各面の特徴や記事のポイントについて解説していきます。まずは総合面です。
 北海道新聞朝刊の場合、1面に続く2、3、4、5面(次ページ以降に掲載される日もある)が総合面です。この連載の1回目で説明した新聞の欄外にあるノンブルに「総合」と入っている面です。
 2、3面は1面のニュースを受けて、ニュースの背景や展望を掘り下げて解説した大型の関連記事や、1面に入りきらなかった重要なニュース、道内関連の大きなニュースなどを掲載して、1面に続く新聞の柱になっています。
 新聞には経済面や国際面など、ニュースをジャンルごとにまとめた専門の面がありますが、これらのニュースの中でも重要なものは2、3面に掲載して、目に付きやすいようにしているのです。
 掲載されているのは政治や政策、暮らし、国際情勢、社会の動きなどに関するニュースです。単に「なにが、どうした」ばかりではなく、ニュースの背景や影響、今後の展望などを解説した記事もあり、この面を熟読するようになれば、日々、移りゆくニュースの大まかな流れがわかる仕組みになっています。
 続く4面は国内や道内の政治関連のニュースのほか、道内自治体の情報や1次産業関連ニュースなどを掲載しています。ほぼ毎週日曜日に掲載している「アングル」などで、道内各地の自治体の選挙情勢や議会の動き、まちづくりなどを掲載して、各地のホットな話題を伝えています。
 5面は電力問題などエネルギーや防災関連のニュースなどを載せてきましたが、最近では中央政界の今や北海道の課題を探った特集、大型インタビューなども掲載して、旬のニュースの背景を深く読んでもらう役割を持たせています。
 政治や経済、海外情勢などというと、硬くて難しいイメージがありますが、私たちの生活と密接な関わりがあります。敬遠せずに毎日、目を通すことをお勧めします。

『道新読み方ガイド』(2014年12月8日 北海道新聞朝刊「道新ぷらす」コーナーより転載)